コーのぶらり自転車旅 小島 [今治・東予]
皆さんこんにちは。
さて、今回は「コーのぶらり自転車旅」をお送りします
サイクリングに訪れる観光客が増加しています
しかし、しまなみ海道以外にも今治市には
様々な観光地や名所などが存在しています
「コーのぶらり自転車旅」はそんな今治の観光地を紹介していきます。
この島には、1902年(明治35年)に旧日本陸軍設置した要塞が残っています。
目的として、帝国ロシアのバルチック艦隊が瀬戸内海に侵攻した際
それを迎え撃つために、各所に砲台などが設置されました。
それでは出発です
小島につくとドラマ「坂の上の雲」の撮影で使われた
小島からは徒歩での観光です。
ここには大砲に使われていた砲弾が保管されていました
屋根は落ちていますが、火薬を含む砲弾の取り扱いは非常に危険であったため
他の設備とは違い、壁も分厚く厳重な構造であったことがわかります。
結構急なので、重い砲弾などはどのように運んだのでしょうか
ここは他の砲台と違い、堀に囲まれ外からは見えない構造となっています。
砲弾は、放物線上に飛び目標に向かいます。
この日は曇っていたため少し靄がかかっていました
この砲台は1926年(大正15年)に陸・海軍合同で航空機による爆撃演習が
しかし、結果としてバルチック艦隊は日本海海戦で
東郷平八郎と秋山真之(愛媛県出身)率いる連合艦隊に敗れ、
この芸予要塞も一度も使われることなく1924年(大正13年)に廃止されました。
110年以上前の建物ですが、保存状態はとてもよく周辺の道も
整備されています。私は各所を巡りながら写真を撮っていたので、
小島には約3時間ほどの滞在でした。
意外にも、今治に日露戦争の痕跡があることに驚きました。
写真以外にもレンガ造りの洋式建築が多くあります。
皆さんも、島の静かな環境でひっそりと歴史を伝えている芸予要塞へぜひお越しください。