式典~国旗掲揚~ [造船業]
キャンタです。
今週末いよいよ新しいスタジアムでFC今治の開幕戦です
私たちボート部も応援しています
つい先日今治工場で建造された船が無事出航しました
盛大な式典も行われたのですが、式典の序盤で必ず行われるのが国旗掲揚です。
現在国旗掲揚係として任命されているのがキャンタとリュウのボート部コンビです。
日本国旗の掲揚が一番多いですが、船主などお客様の国の国旗も掲揚するので、
毎回いろいろな国の国旗を揚げます。
おかげでいろいろな国歌を知るようになりました
今回は日本含め3か国の国旗を掲揚しました。
実は国旗掲揚は2人1組でやっていますが、実際に紐を引っ張ているのは1人だけです。
ではもう1人は何をやっているのか…
もう1人の役割は国旗を揚げ始めるとき見栄えをよくするためにある程度上に上がるまで国旗を観覧者に
見えるよう広げて持っていたり、国旗が揚がり始めてからも国旗自体がポールに絡まって
うまくなびかなくならないように紐を動かして絶妙に調節したり…。
美しく見せるためのありとあらゆる気配りをしています
それだと紐を引っ張る方が気楽だと思われがちですが、
引っ張る方もそれぞれの国歌に合わせて曲が終わるタイミングできれいに揚げる必要があります。
国旗が複数あるとそれぞれの国で揚げるペースが異なるので難しく、
緊張も相まって頭がこんがらがってしまうことも…
そうならないために練習と入念な予行演習が大切です
今回は3つで大変でしたが、大きなミスなくこなすことができて一安心です。
次回はボート競技の必需アイテムについて
海上試運転 [造船業]
どうも、どうも、リュウでございます。
突然なんですがみなさん、最近何か初体験などありましたか
やっぱり生活の中にたまにはドキドキワクワクする
イベントがないとつまらないですよね。
私は先日初めて海上試運転に乗船させていただきました
海上試運転は検査の一環で実際に船を動かしている最中に
機器や機能に問題がないか確かめるものになります。
今回は1泊2日と短い期間でしたが、
大きい船だと1週間以上乗ることもあるみたいです
初日には予想以上に迫力のあるアンカー投下や
細かく時間設定した舵機、エンジン機能の試験など行い、
間の時間には上司の方に発電機やボイラーなど各機器の説明を受けました。
何かを学ぶのは面白いですね、より船に興味がわきました
また甲板にも出てみたんですけど、「マイケルジャクソンができるんじゃないか」
と思うくらい風が強くて驚きました。
他にも食事がおいしくて減量しなくちゃいけないのに止まらなくて
チートデイと割り切ったり、狭くてほぼ身動き取れないシャワー室だったり、とても新鮮でした。
2日目は早朝5時から検査。(睡眠時間短すぎ)
慣れない環境で疲れ切った体に鞭打って立ち会いました。
その後もスピード試験や機器の検査を行い、あっという間に下船の時間が…
今回の初試運転は、てんやわんやしてましたが
多くのことが学べましたし、非常にいい経験になりました。
また機会があれば試運転に立会いできればと思います
資格取得 [造船業]
最近体重増加に悩んでいるリュウです
前回のハルさんが紹介してくれた「そば正」おいしそうでしたね。
私はご飯で何を食べるか悩んだときはうどんにすることが多いのですが
あんなにおいしそうに紹介されると好物のおでんと一緒に食べたくなりますね
今度行こうと思います。体重は気にしません
さて今回は「私の資格取得」について。
造船所では高所作業車という高所で作業を行うための
特殊車両を使うことがあります。
私の所属する品質管理チームでも船級協会の方が
船の側面などを検査する際に運転することがあります。
そのため先日、高所作業車運転技能試験を受けてきました
講習は2日間あり、会場は新居浜市阿島にある愛媛クレーン教習センター
想像以上の通勤ラッシュに会い到着したのは講習開始ギリギリでした
冷や汗半端なかったです
初日は8:30から19:00までみっちり講義と筆記試験
長丁場の講義を眠気と格闘しながら受講し、最後の1時間で筆記試験を受けました
クタクタになりながらも点とれたかもという実感を感じていました
2日目は実技講習で実際の作業車に乗って練習しました。
操作に少し苦戦しつつも、アドバイスをいただき及第点くらいにはなったと思います。
試験でも少しミスはしましたが、うまくできたと思います。
結果は見事合格
無事高所作業車の資格を取れました
今後も様々な資格が必要になると思うので
勉強頑張っていこうと思います
コーの仕事日記 第9弾 バラストタンクってなに?? [造船業]
RYUは品質管理の配属となりました
先輩であるキャンタさんに追いつけ
追い越せで頑張っているようです
さて今回は、久々に船のお話です
船には様々なタンクがあり、これは荷物を
運搬する以外の用途で使われています
代表的なのは、船を動かす燃料が入っている
燃料タンクなどです
そのタンクの中のひとつに
バラストタンク があります。
船は、積み荷を積んでいるときは
深く沈んで重心が低く航行できますが、、、
積み荷がない状況だと
深く沈まず、重心が高く不安定になります
また、船尾が深く沈み船体構造的にも
あまりよくなく、プロペラも海面に出て
上手く航行できなくなります
(写真はバラストタンクに海水を張り航行中のVLCC)
船底部などに海水を張り込み
船を安定させる必要があります
その海水を張り込むのがバラストタンク
という場所になります。
バラストタンクは海水などを
張り込むため、耐食性のある
ペンキを内部に施します
そのペンキの色は黄色っぽく見れば
ココがバラストタンクか~っというのが
私たちが見てもわかるようになっています
その他にもお客様の要望により
亜鉛防蝕をタンク内に取り付けたりと、
海水が入るため、錆対策を万全に行います
また、バラストタンク内に張り込む海水は
積み荷を積む際は排出する必要があります。
その際は、別の海域で排水を行うため、
本来そこにいない微生物やプランクトンなどを
同時に排出し、環境問題に発展することがありました。
そうした環境問題を阻止するため、
現在の総トン数400トン以上の船には
バラスト処理装置 の搭載が義務付けられ
海水の中にいる微生物の不活性化などを
おこないます。
こうした国際規格の適用に対応し
品質の良い船づくりをしているのです
次回、未来のローイングマンを育成
ボート教室
byコー
祝! RYU配属決定! [造船業]
みなさん、こんにちは。リュウです
今年はいろいろと貴重な経験をさせて
もらい、改めて仕事とボートの両立の
難しさと、楽しさを実感できるシーズンと
なりました
ミナトフェス100では、コーさんがカメラを
もってブルーインパルスの撮影に熱中
してましたね
(コーさん撮影)
さて、、、ついにわたくし
10月1日から半年間の研修期間を終え、
正式に配属されることになりました
ところがどっこい、
国体と研修があり、配属後の初勤務は
10月11日からになったんです、、、
皆と少し遅れての配属となり
少し違った緊張感がありました
研修は10月5~7日に新入社員が集まって行い、
テストや講義を受けました
最後には研修で印象に残ったことをまとめて
班ごとに発表し、今後の個人の目標も宣言しました
とても充実した研修であったと
みんなで楽しく話しながら活動しました
配属先は、、、キャンタさんと同じ
品質管理チーム
となりました
仮配属からお世話になっており、
約3か月ちょっと経つのですが、
毎日学ぶことが多くていつも先輩に聞いてばかりで、
大変申し訳ないです、、、<m(__)m>
特にパソコンでの仕事
これはダメですね~
ちょっと機械音痴で簡単な作業はできるんですが、、、
パソコンの応用機能を利用しての作業になると
何回も繰り返さないとできそうにありません
なかなか苦労しています。
ボートの練習と一緒ですね
あとメールがちゃんと送れているか心配で
相手からの受信確認メールが来るまで
受信ボックスを開いたり閉じたりしていたり、、、
上書き保存できているか心配で
保存を連打したりと、仕事ならではの
緊張感をもって作業しています
みなさんはこんな経験ありますか?
(もしかしてボクだけですか、、、)
まだまだ未熟な私ですが、
今後しっかり勉強して、現場で経験積んで
先輩方の役に立てたらと思います
次回、船のことについて
コーさんが発表してくれます
僕も負けないよに、船の勉強頑張るぞ
by RYU
~造船所の夏~ [造船業]
インターハイ、高校生の白熱した
戦いが見れて私たちも良い刺激になりました
そして白熱した戦いが終わっても
暑さは続きます
今回は、そんな暑さに関するお話です
最近の暑さは異常ですね…
造船所でもこの暑さには耐え難いもの
があります
鉄板も熱くなり、安全靴の底ゴムが
溶けるぐらいです
そんななか、熱中症にならないために
造船所でも様々な暑さ対策がされています
まずは、、、
空調服
こちらは、服の後ろ側に小型ファンが
2つついており、ミニ扇風機みたいに
服の中の空気を循環してくれます
これにより汗をかいてもすぐに表面温度が
下がり、涼しく感じるわけです。
次にスポットクーラー
皆さんも聞いたことがあるかもしれませんが…
造船所のスポットクーラーは一味違います
その他にも、各所に設置された冷房が効いた
休憩所や塩飴なども配布されています
それでも基本的な対策は変わりません
しっかり栄養補給を行い、睡眠をとり
水分補給をこまめに行う。
しっかりとした基本対策と、造船所アイテムで
私たちももう少しの夏を乗り切っていきます。
次回、今治にあの人気店がオープン
こうご期待
byコー
全国安全週間~2022~ [造船業]
嫌な汗をかく季節となりました…。
皆様は、いかがお過ごしでしょうか?
さて、毎度おなじみ、全国安全週間のお話。
昭和3年に初めて実施されて以来、「人命尊重」という基本理念の下、
「産業界での自主的な労働災害防止活動を推進し、広く一般の安全意識の
高揚と安全活動の定着を図ること」を目的に、
一度も中断することなく続けられ、今年で95回目を迎えます。
今年のスローガンは、
「安全は 急がす焦らず怠らず」 です。
全国的に、近年は、就労人口の高齢化による、転倒や、腰痛など
労働者の作業行動に起因する労働災害が顕著に増加しているとのこと。
今治工場内でも、4Sを心がけ、通行路を確保し、転倒のリスクを
少しでも減らそうと努力しています
これからは、気温も上がってきますので、
熱中症にも気を付けなければなりません
糖尿病、高血圧などの症状がある方などは、
それ以外の方も含め、作業される方の毎朝、毎昼の体調確認が必要です。
また、お酒の飲みすぎにも注意ですね
私もお酒が好きですが、夏場の飲酒量には、特に気を付けたいところです(汗)
さて、夏本番を前にしっかりご飯を食べて夏を乗りきりましょう!
byオカベン
そうだ!クレーンに登ろう! [造船業]
ハルのコースタルローイング
海で漕ぐ新鮮さは格別ですね
ぜひ優勝目指して頑張って欲しいです
そして高みを目指すということで……
クレーンに登ってきました
今治工場のクレーンはJc(ジブ)クレーンが
主力で船の部品の搭載を行っています
上の写真もその一部始終です
そして、写真の「ココ!」の部分に
登ってきました
まずはクレーンポスト(丸い筒)の下まで
階段で登っていきます
ここでも地上から約10mあります
ポストの中に入ると…
螺旋階段が上まで続いています
その階段を登っていくと…
地上約35mクレーン下の踊場に出てきます
柵に囲まれているとはいえこの高さ
登った私は少し足がすくみました
普段見上げている船も今回は見下げる側です
船の構造が上かだと、よくわかります
ブロックも小さく見えてしまいます
しばらく仕事の方でクレーンに登る機会が
ありますので、また機会があればクレーンの景色
をご紹介したいと思います
次回、オカベンが
造船所の安全について
説明してくれます
byコー
2022年入社式 [造船業]
キャンタです。
今シーズンは序盤から大会が目白押し。
体調に気をつけて頑張っていきたいところです!
さて、今治でも桜が見ごろとなり、「春到来!」ってな感じになりました
毎年花粉症に苦しめられているコーもこの表情
気持ちがいいですね
今治造船では今年も入社式が行われました。
今年度から新社会人になられる皆様、おめでとうございます
新社会人のリフレッシュさに少々感化され、
私自身も気持ちを新たに頑張ろうという気持ちになります
毎年新入社員は入社式後に各工場で工場見学を行いますが、
なんと今年は安全管理チームのオカベンが今治工場の案内役に抜擢されました
ちょっと緊張していましたが、しっかりと準備して臨んでいました
新入社員からは「丁寧に説明してくれました」と好評だったようです
次回はいよいよ新シーズン最初の大会について!
船の寝室ってどうなっているの? [造船業]
キャンタです。
前回は後輩からチョコレートをもらい、疲れた心身も少し癒されました。ありがとうございました。
今回は「船員の寝室ってどうなっているの?」
という質問をいただいたのでそれについて紹介していきます。
みなさんはどのような寝室を想像しますか?
フェリーの大部屋のような雑魚寝、合宿所のような2段ベッド、某海賊漫画のようなハンモック…
いろいろ想像されていると思います。
正解はこんな感じです。
どちらかというとビジネスホテルのシングルルームのようなお部屋です。
これが役職が上がるにつれて、立派な机が置かれたり、部屋自体が広くなったり。
船長さんの部屋になるとグレードが一気に上がります。
ベッドもシャワールーム諸々広くなり、大変過ごしやすい空間になります。
大事な会議や船の管理、書類の保管など部屋での重要な作業が多いため
それらの業務をこなせるような作りになっています。
どうだったでしょうか。