すばらしいこと ~造船2~ [ボート競技]
先日、今治造船のHPにて、東京支社、細川T員のギリシャ奮闘記がアップされました。
今治造船ボート部においてもスイス奮闘記をブログにて掲載中です。
若い社員が海外にて活動をする。世界を視野に入れグローバルに活躍する今治造船ならではの取り組みですね。
さて、すばらしいこと。造船会社、スタンフリーの続き。
以前、日本のレーシングボートの造船会社、桑野造船を訪れたことがありましたが、それを彷彿とさせる雰囲気がここスタンフリーにもあります。桑野造船は琵琶湖の湖岸にひっそりとありましたが、ここスタンフリーの造船所もチューリッヒ湖の湖岸にひっそりと佇んでいます。その佇まいは世界に何千と船を送り出してきたとは到底思えないほど小さく、お世辞にも立派とはいい難いものでした。
現在、社員も数名程度。技術を伝達する社員、つまり後継者不足になやんでいる実状で、年間約5艇ほどの木造船を製作するのがやっとのこと。我が今治造船においても技術者の後継者不足になやんでいるという点においては、何処の世界も同じであると。
メルクさんに案内され各ヤードを回ります。倉庫にはあめ色の木造艇が輝き、その洗練された造船技術に感銘をうけました。カーボン艇ばかりを見ている私達にとってその目に映る木造艇は本当に美しく、そしてどこか温かみを感じられます。
各ヤードの説明が終わると、メルクの講習会の始まりです。
船を造る上での専門用語は、我々造船業に携わる者にとって共通点が多いですね。製造過程も似ています。
メルクの情熱的な講習に参加メンバーは釘付け。講習会は約2時間程続きます。
つづく。。。
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