ボート道具シリーズ③「艇」って？：今治造船ローイングチームブログ：SSブログ

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ボート道具シリーズ③「艇」って？　[ボート競技] [編集]

いよいよ、今年も残すところあとわずかになってきました
今年中にやっておかないといけないことが山のようにあるような…
その中の一つ皆さんにボートの魅力をお伝えしなくては

ということで、今回は「ボート」つまり、艇本体のことについてお話しますね
（参考文献：Wikipedia）

ボート競技の場合、乗っているボートのことを、『艇（てい Tei）』と言います。
種目も様々で、前回2種類のオールをご紹介しましたが、種目もオールと同様、
スイープ種目とスカル種目に分けられます（^-^）
（スイープとスカルの違いについては、前回の記事をご覧ください♪）
現在日本では9種目あり、各種目は艇の重量が決まっています！！
公平さを保つために、下限を設定しているのです(^0^)♪（なんとも紳士的な感じですね）
ちなみに今治造船ボート部の出場種目は1人乗り（シングルスカル）か2人乗り（ダブルスカル）が多いです。

重量は↓↓↓
・1人乗り（シングルスカル）の場合→14㌔以上
・2人乗り(ダブルスカルやペア)の場合→27㌔以上
・4人乗り（フォア）の場合→50㌔以上
・8人乗り(エイト)の場合→96㌔以上
などなど、まだまだ種目はありますが、このように艇には重さの条件があります！！
この条件の重量に満たない場合は、重りを乗せて条件の重さにします☆

長さはというと↓↓↓

・シングルスカル…約8㍍

・ダブルスカル…約9㍍

・エイト…約18㍍

改めて、このように書いてみると………なっ、長い（^-^；）
そして、幅は腰の幅程度なので細いっっっ（*0*）

オールと比較してみました↓↓↓

↑4人乗り

↑1人乗り

自転車もそうですよね☆
競輪などの自転車は日常に使用される自転車に比べて車輪が細いように、
ボートも公園のボートより競技用のボートはかなりスリムです
ということで、細い、長い、水の上ということは…そうです！！バランスがとっても悪いのです

優雅に漕いでいるように見えるその背景には、
選手たちが幾度となくその身を水の中へと沈めてきた物語があります。
私もその中の1人ですが（^0^；）　（初めてボートに乗ったときは救命具を着用して乗りました(笑)）

では、ちょっとここで艇の話から脱線して、艇から落ちた話を少し………

数年前の秋のことでした。。。

練習を終えて艇を船台へ付けていた時のこと、
オールを止めているネジを外し、降りる準備をしていました（水上にて）
あと2漕ぎくらいで着けれる、その瞬間

………「ガコッ」

ん？？？？？？？？？？？？
何の音？？

オールが外れてるではないかぁぁぁぁぁぁぁ

そりゃそうですよね、自分でネジ外したんだから外れますよ。。。
しばらく、バランスを1本のオール（右側だったかなぁ）で取り
どうにか水に落ちないですまないものかと考えましたが、結論は

………無理

片方だけのオールじゃどう考えても漕げないし、でも漕がないと岸に着かない訳で～～～
そんなことを考えている間に、バランスを崩し

「ボチャッ」

11月のダムに落ちました。

それはそれは非常に寒く、こっそり着替えて何もなかったかのように過ごしたそんなお話です。
でそんなバランスの悪いボートですが、更に私たちは
ボートの真ん中に敷かれているレールの上を座席（シートと言います）というものに乗り
前後に動いて艇を進めます！！
（前後に動く所が、公園のボートとかなり違う所でしょうか（^-^））

↑こんな感じです☆

そして足はボートに靴が設置されており、固定されています
固定されていないと後ろに吹っ飛んでいっちゃいますからね(笑)

このような艇に我々は乗っているのです（^-^）
水の上に浮かんでいるような気持ちよさの反面、いつ落ちてもおかしくない恐怖…
（気持ちよさの方が勝ってますけどね）

そんな艇こそが我々のボートなのです☆